杉咲花が圧倒的だった
市子が1番特殊な人物なのに、1番人間らしかった。魔性の女としての描き方は若干腑に落ちないところではあったけど、そういう一面も持つ多面的な人間らしい存在であることもよく伝わってきた気はする。
中盤の超転換点になっている描写はやりすぎな気もしてうーんとなってしまったけど、羅生門展開や演出については結構好みで観やすい映画だった。
かなりシビアな社会背景を取り扱っているし、脚色されている部分もあるけれど、現実はどうなんだろう？と疑問に思うことが大事だし、それができるきっかけにもなるという点もこういう作品の意義だな〜と感じた。
