蒙斎

市子の蒙斎のネタバレレビュー・内容・結末

市子(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

失踪から過去のエピソードの地味さが続き、個人的には少し長めに感じてしまった。ただ、少しだれてきたかなという所で物語の転換を迎えるような発言や行動が起きたので飽きずに見ることができた。

過去回想などの時代の移り変わりが右下に小さく年号が出るだけだったので、少しわかりにくい部分もあった。

兄弟の戸籍を使っている物語は夏目アラタの結婚を読んでしまっているから目新しく感じることができなかった。ただ、死産だった夏目アラタとは違って障害という要素が追加されたおかげで、介護者の葛藤や苦労に、共感してしまった。

戸籍はどうにかできたはずで、こうしないといけなかった理由があまり理解できなかった。

カメラの動きがとても好き。

鼻歌出歩いているシーンが最初と最後にあり、最後では同級生のヒーローの結末を知ってしまっているので感じ方が変わった。

たまごっちが市子の性質を表していたのか、家庭環境の悪さを表現しているのかはわからなかった。



Blu-ray・DVD 買いたい:4.7
複数回みたい:4.5
面白かった:4.0
いいけど個人的には微妙:3.5
個人的にはあんまり:2.0
だめ:1.0
蒙斎

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