謎の失踪を追うミステリ展開があるらしいぐらいの情報と、何気に評判がよさそうな空気で、ちょっと遠出のレイトで鑑賞。
ミステリ小説も好きなので、始まって少しして小説で一ジャンルを成すぐらいにあるタイプの話かなと気づく。
正直このタイプの作品で好きだったものがないので…。
映画の表現で、その定石展開を覆してくれることを期待していたが…割と、定石通りだった印象。
同じ作風の作品が沢山あるということは、このスタイルに沢山ファンがいるということなので、それをなぞらえるのは正しいとも思うが、好きなタイプの話ではなかった。
原作が舞台劇ということで、長くしたのか短くしたのかわからないが、人物像が微妙にぶれていたり、理屈に合わない行動があったようにも思えた。
映画ではよくあることではあるけど、ミステリとして鑑賞するとちょっと気になる。
この手の話で良くある通り、わたしの好きではないタイプの結末に至ったのも、個人的には残念ではあるが、ジャンルの流れ的には必然なのかもしれない。
三年同棲していた恋人にプロポーズした翌日に彼女が失踪する。
失踪した彼女を探して、彼女の過去を追うと・・・。
・・・な、物語。