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市子の59clubのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
3.8
夕飯時にどこかの家庭から漂ってくる味噌汁の匂い、それは幸せの匂い、憧れの匂い
市子はその普通の幸せに憧れただけなのに法律や貧困、生育環境とその環境だから生まれたのかファム・ファタール的な性質と魅力、そこから起こるある事件がそれを遠ざける
その憧れの普通を享受出来た長谷川からもプロポーズを受けた翌日に突然逃げ出してしまう

物語途中で出会う過去を詮索しない、今が良ければそれでええやん!未来は明るい!そう言うパティシエ志望のキキと一緒に、ケーキ屋さんをする夢を出来れば叶えて欲しかったなあ。

後、映画やドラマの関西弁のイントネーションにやたらうるさい奴も面倒くさいけど、杉咲花の関西弁が凄く自然だった。
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