市子のwagaのネタバレレビュー・内容・結末

・観ながら昭和〜平成の邦画の犯罪映画に連なる様な作品だな、と思った。特に思い出したのは阪本順治の「顔」。女性の一代期みたいなところがあったからかな。
・その感触が少し変わったのは、ラスト。え、ここで終わるの？と感じた同時に最高だな、と思った。主人公の市子はこの日本の何処か、埋もれてしまう様な何処かで生きている、と感じられた。ほんとに存在している様に感じられた。湧き上がった感情はちょっと説明が難しい。
・それにつけてもこの国の法律と言う名のクソ仕様。改めて先進国気取りの「後進国」だと思った。この件、忘れないでおくぞ。
・あとしょうもない所で、若葉さんと中田さんの会話シーン。途中であ、これ街の上でじゃん！と思い、アガった。まぁそっちとは対極にある様なシーンでしたけど。