ちょっと見てみるかと軽い気持ちで見始めたら、息を吸うのも忘れるぐらい最後まで見入ってしまった。ストーリーは辛いし、やるせないし、切ない。こういう事知らないだけで実際にあるんだろうなと思った。
しかし杉咲花(もう花ちゃんではないね)の存在感が不気味なくらい凄かった。一体彼女は女優としてどこまで伸びていくんだろう。長谷川役の若葉竜也も(正直なところあまり存じ上げない俳優さんだったが)同様に素晴らしかったと思う。彼をキャスティングした人に拍手を送りたい。
脚本、監督、カメラワーク、音楽、俳優、全ての本気が結晶となって出来上がったような映画だった。
