今年を代表するベスト映画。戸田監督の何気ないシーンに意味を持たせて観客を心を引き込む地肩が強過ぎて、ずーっと観入ってしまった。心理描写の真髄を体感した気がする。
あと杉咲花さんの演技が凄過ぎてびっくりしたのはもちろん、その演じる「市子」が一切感情移入を拒否するキャラクターに思えたのでそのギャップがとても良かった。演技が素晴らしいが故についつい市子を理解した気になるけど、それを市子はことごとく突き返してくる訳で。北くんは未熟な非モテ勘違い男だけど、まぁ気持ちはわかるなぁといたたまれない気持ちになってしまった。笑
また社会問題の定義が主張し過ぎず、しかしながら物語の核になってるバランスも大変良かった。
