映画館で見ようと思いながらも、見れなかった『市子』ついに見れました。
想像より遥かに良い。そして、杉咲花の演技が凄い。もうどう見たって市子になりきってる。市子としての魅力が溢れてる。日本アカデミー賞は安藤サクラが取りましたが、正直こっちの演技の方が好みかも。まぁそれは作品の好みも関係するか。
内容としては年を追いながら市子を周りの関係と共に見ていく。と言った感じ。友達とはどうとか母親とはどうとか。映画のレビューで漫画を出すのはどうかと思いますが、押見修造の『惡の華』みたいな雰囲気がこの作品と主人公の市子にはありました。
市子の人生はまさに壮絶で不幸の連続だなと思いました。アガサ・クリスティでは無いですが、殺人は癖になるというのも分かる気がする。
この映画は暗いと言うよりは重い物語でしたが、ラストで市子の気持ちが語られた時に胸を打たれました。