matutake32

市子のmatutake32のレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
4.0
「ちひろさん」と重複しながら見てたが 男と女では感じ方
が違う 決して重ならない”場所”がある映画と思います。

「俺だけが彼女を助けられる」バカ丸出し ケーキ屋の彼女
が言った言葉が全てですよ 意訳「私はもう助かってる 自分
で自分を助けた お前の助けは要らない 同情するなら金送れ」

ラストの嘱託殺人もどちらが死んだのか?と思い見てたが
意訳「死ぬなら勝手に死ねば?私は生きるよ!」島の母親
に言って欲しかった「娘の過去は話してあげる でもそれは
今の彼女には関係ない 別人でしょ!あなたが彼女の顔と体
が気に入っていればそれでいい」

婚姻届け出されて逃げ出す時も山の遺体との時系列が曖昧な
ので もう殺人犯として逮捕されるのが明確だったからか?
とも思ったけど ”本当に”幸せだったのだから正直に話して
「出所するまで待ってくれる?」でいい そこであのバカ男
より上に立つ事になる 母親同様娼婦だった時期もあったかも
で壮絶な過去であるのは違いない でも でも...

今は今 過去は過去ですよ 思い出す事もある 引きずる記憶も
あるかもしれない それはそれです 生きる事”自体”に意味は
ない 言い換えれば過去”自体に”意味はない 「生きてるだけで
丸儲け」です 語弊は”大いに”あるが「過去が自分を作った」
みたいな言い方は嫌いですが戦争も大災害も同じと思う

そこで「君たちはどう生きるか?」の各論を見つけただけで
次の瞬間別の出来事があればまた違う生き方を選択するかも
大地震の後でも移住する人 戻る人 戻りたい人 千差万別で各
家族に違う事情がある 戻って事業を継続する輪島塗の職人
だけを取り上げて美談にするのはマスゴミの常だが

えっと なんの話だっけか?w 駄文でした ごめんなさい
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