なんで存在してるか分からない法律によって産み落とされてしまった市子の人生を様々な人からの証言から明らかにしていく。現代社会の良くないところを詰め込んだ闇鍋映画で、ただ普通に生きる事がどれだけ幸せであり難しいかを考えさせてくれる。
真相が判明していくシーンの「ありがとう」
というセリフが今までのどんな映画よりも切なく深い。
杉咲花の演技が凄まじく、感情移入とか抜きに、描かれていない市子の過去、現在、未来を想像しただけで泣けてくる。
若葉竜也、中田青渚、宇野祥平などの演技が素晴らしいのでこれからも追いたい。
また、段々と市子がファムファタールっぽくなる一面も謎が多く奥行きが深いと思いました。
