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市子のriのネタバレレビュー・内容・結末

市子(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

杉咲花と関西弁に吸い込まれるー

同級生とか関係者が一人ずつ取り上げられるシーンで
昔の同級生の山本さつきのシーン
明かりの灯った団地の空撮綺麗だった

高校?の頃の同級生の田中宗介(ハーフアップ)魅力的
やんちゃ、乱暴そうだけど、根は優しく真面目なんだろうなあ。

パティシエになりたい吉田キキ
またケーキ出てきて、丁寧にフィルム剥がしてて、なんかツンとなった。

下宿先の市子の部屋にユリが飾ってあるの、とか蝉の声とかで季節感じられるのよかった。

彼氏と警察がトンネルの中で話す中で市子が無戸籍なんじゃないかとわかっていくシーン
警察が「月子じゃなくて市子を選んだのには何か理由があったんだろうなぁ」と言ってトンネルを抜けて明るくなるのには何か意味があったのかな

経緯を知ってる北くんは何者なんだよ。
今の彼氏に「お前には受け止められない。」、「俺しか助けられない」って何やねん。

知って、知ったけど、どうするかわからないけど怒るでもなく泣くでもなく「抱きしめたい」って言ってる彼氏のほうがええやろ。

市子と月子2人きりのシーンが辛くて怖くて見ていられなかった
天井に描かれた虹
家族写真
母親の言うように、確かに幸せな時期もあったのに

浴衣をプレゼントした彼氏
初めて会ったの、夏祭りだったんだ…
彼氏は最初から行動も話し方も優しい人だし、回想シーン切なすぎる

本当に彼氏、市子とも、謎の北くんとも、市子の母親とも、喋る時は常に優しい喋り方だし、まっすぐだし、なんて人なんだ…。
あの2人で撮った写真も、一緒に住み始めた時の、記念の一枚だったんだとか、切なすぎる。
「こういうのを好きと言うんだったら、うちは人を好きでいられたんだな」って。。

想像もつかないくらいの苦しい世界を生きて、背負いきれないものを背負って生きる市子だったけれど、キキとか彼氏の側で少しでも幸せな気持ちを味わえたのはよかった。どうにもならなかったのかもしれないけれど、でも、本当、どうにかならなかったのかな。苦しすぎる。

そして、、
見終わってから色んな人の感想・考察よんでハッとしたけど、車で海に飛び込んだの、男女2人だったな…
なんとなく市子亡くなってしまったと思っていたけれど、たぶん生きてる…?
先、どうやって生きていく。
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