みやび

市子のみやびのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
4.0
胸糞作品かと思ったが、そんなことは無かった。
ハッキリとした感動作。とも違うかな…いろいろな受け止め方ができる多面性を持った作品。

原作は「サンモールスタジオ選定賞2015」で最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市子のために」。

最近、賞狙ったような暗めの作品への出演が多い杉咲花。
本作で演じた市子も、悲しみと葛藤を秘めたような素晴らしい演技だった。きっと本作で何かしらの賞を取りそう。


3年間共に暮らした恋人・長谷川(若葉竜也)からプロポーズされた次の日、市子(杉咲花)は突然失踪する。

警察に失踪届を出した長谷川は、警察の後藤(宇野祥平)から川辺市子という女性は存在しないと告げられる。

困惑した長谷川は、後藤とともに市子の幼馴染や高校の同級生、友人から市子に関する証言を集め、彼女に関わった人物たちを通じ、徐々に彼女の人生と秘密が明らかになっていく。といった内容。


市子を演じた杉咲花。

実は、お父さんである元レベッカ、レッドウォリアーズのギタリスト木暮武彦さんと個人的にライブハウスでお話したことがあり、花ちゃんには親近感を持っている。笑

それを抜きにして彼女の演技が好き。


ネタバレになるので、あまり書けない。

あの歌。
ラストシーンも好きだな~

予備知識なしで鑑賞したが、正解。
これから観る方は、できれば事前情報なしで観るのがオススメ。
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