舞台劇が原作。
突然姿を消した市子のこれまでの人生を
その時代に関わった人物たちの視点で
何度も時間軸を入れ替えながら描く。
少しずつ真相が明らかになっていく過程は
ずっと不穏な緊張感があり苦しい…
肝となる「市子の謎」的な部分は大筋で思っていた通りの流れだったからストーリー的な意外さや大どんでん返しとかは無し。
それでも自分の中での高得点となったのは、杉咲花ちゃんの演技一択。
自分のせいではな…
市子として生きていく
という気持ちが出てくる環境
月子とか市子とか そうではなく
わたしはわたし と見て欲しかった
どこか弱く見えるけど
生きたい気持ちは強く見えた
過去からは…
久々に映画を鑑賞したが、いままで見たことなかった杉咲花の新たな演技幅に感服した。
婚約者の市子が失踪し、彼女を追う主人公を通じて徐々に真実が明るみになっていく過程も実に丁寧だった。
存在の証明、…
杉咲花の多種多様な泣きの演技が絶品。あと関西弁、彼女の話すイントネーションが微妙にフワついていて市子という人物像を印象づけるのには最適だった。通り雨のシーンの「最高やっ」が後から時間差で響いてくる。…
>>続きを読む©2023 映画「市子」製作委員会