意図もせず、
自分でも驚くほどの感覚で
流れる涙を、
感じられる映画って
多くあるようでない。
その一つだった。
自分の過去と
どこかで帳尻を合わせて、
あたかも自分かのように
映画を汲み取る…
具体性をもった背景は提示されなくとも、主人公の心情だけは観ているこちら側の心のなかに入り込んでくる。ファーストカットとラストカットの緊張感!3回目のオムレツめっちゃ美味しそう
上映後の監督さんと編…
杉田監督の映画の中の登場人物は、この世の中のどこかに本当にいるようなかんじがする。
登場人物たちの背景とか思いとか、描かれていないことの方が断然多いけど、それは目の前にいる人間もそうで、知っているこ…
あまりに観客に提示される背景が少なすぎてただただ眺めることしかできない。いかようにも読み取れてしまうことがかえって映画に集中させてくれない。何かしらの喪失感は示唆されるのだが同じくらいパンチの効いた…
>>続きを読む以前観た同じ杉田協士監督作品である「春原さんのうた」が印象深く、たまたま下高井戸シネマで特集上映を知り、監督ご本人の登壇もあるなら是非と馳せ参じて鑑賞。前作と同様に本作も行間が多く、セリフや劇伴は最…
>>続きを読む好きじゃない映画でも映画館だと最後まで観ないといけない
あとからあらすじ読んだけど、真面目に観ててもあらすじすら汲み取れないのは観られることにあまり重点を置いてないのかなと思う。
この映画だけで完結…
キノコヤでの横入り会話の盛り上がりや唱和場面を見てるからか、背後で妹と母親の会話を徹底的に意に介さず一心不乱にドーナツにかぶりついている姉らしき女の子を捉えたフィックスの長回しがこの映画の最も良いシ…
>>続きを読む©2023 Nekojarashi Inc.