見つめる。と、聞く、は同時に存在する。
過去と、現在も常に同時に存在している。
何かを待ちながら、探している。
はるさん。
心とは、重なっていく関係である。
人と人の間にあるもの。
傷つけるためとか…
意図もせず、
自分でも驚くほどの感覚で
流れる涙を、
感じられる映画って
多くあるようでない。
その一つだった。
自分の過去と
どこかで帳尻を合わせて、
あたかも自分かのように
映画を汲み取る…
以前観た同じ杉田協士監督作品である「春原さんのうた」が印象深く、たまたま下高井戸シネマで特集上映を知り、監督ご本人の登壇もあるなら是非と馳せ参じて鑑賞。前作と同様に本作も行間が多く、セリフや劇伴は最…
>>続きを読むキノコヤでの横入り会話の盛り上がりや唱和場面を見てるからか、背後で妹と母親の会話を徹底的に意に介さず一心不乱にドーナツにかぶりついている姉らしき女の子を捉えたフィックスの長回しがこの映画の最も良いシ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
個人的には失礼な話ですが、物凄く惜しい映画でした。
展開がよく分からない部分が多々あったり、雪子さんの肝心なセリフが聞き取れなかったり、剛と春が何で2人ともあの時泣いたのかなど様々な引っかかる部分が…
出来事の輪郭ははっきりとしているのに、その中身は明かされない。けれど、この星にある関係性は、どんなものも詳らかに核について明かし合うことはないのだから、明かされなさがとても自然で、この映画は「本当」…
>>続きを読む2024.3.23 67本目
行間多め。 何も語らないシーンも多め。スローテンポ。 スタンダードサイズ。
色々想像しながら観る。
ゆったりと優しい時間と不穏さが交互にやってくる。
赤ちゃんを見つめる…
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