24.1.6 ポレポレ東中野にて
映画を観ながら、小川あんさんにインタビューした時に話していた脚本の不思議について思い出していた。「すごく細かく書いてあるとして、その合間合間が黒く塗りつぶされてい…
あえて説明しない「余白」を大切にした映画だ。
他者のことは決して完全には理解しえない。
杉田監督が映画で語らないのは、本当の意味での他者への優しい眼差しゆえのものだと感じた。
たとえ理解できな…
『ひかりの歌』『春原さんのうた』の杉田協士監督最新作。
書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪子に道を尋ねるふりをして声をかけ、雪子の醸し出す悲しみを見過ごせずに、関係を築き始める。一方で春は剛…
内容はよくわからなかったので、パンフに脚本がのっててよかった。
よくわからないけど「悲しそうだな」「大丈夫かな」と思いながら見守るのは現実の人間関係と同じで飽きることがない。
大好きな『春原さんのう…
説明が取り除かれ自然なやり取りや空間があってそれらを観ているとその場の雰囲気を観ている感覚になる。ストーリーも交わりそうなところが交わらなかったり掴めないのだけど自分に必要な映画だなと観終わってから…
>>続きを読む現実のような、幻のような、
この消化不良感が最高で、クセになる。
確かにそこにあって、
優しく、静かに流れている時間なのに、
糸をピンと張っているような緊張感がある。
誰も自分を語らない代わりに…
ほんの少し話をしても、その人の生い立ちは分からない。ちょっとした1言や仕草から感じるものがあるけどそれが本当なのかは分からない。先日相互さんと本作の裏設定の話をしてたら実に"その人らしい設定"だった…
>>続きを読むスマホで地図を見せてくるのにGoogle先生のお導きには一切従うつもりが無い他力本願人間が嫌いなので私であればそもそものドラマが始まらない、だから私の孤独は私で癒すしかないのだと猛烈に痛感した。
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