あ

彼方のうたのあのレビュー・感想・評価

彼方のうた(2023年製作の映画)
1.3
音の映画というものなんすかね。劇伴を極限まで排して、咀嚼音でさえも映画の音として組み込んでいく。
そういった独特のアプローチで杉田協士的な空間を形成していくんやろけど出来上がったものにいわゆる○○的空間であれば通常受け取れるはずの"旨み"もなくただ退屈と感じるほかなかった。
ミニマリズムに拘るばかりに遂に生活空間としての機能すらも失った部屋のような映画に感じた。
唯一旨みと言えるのは劇中『偶然と想像』の3話の音声だけ流れることか。
あ