杉田監督の映画の中の登場人物は、この世の中のどこかに本当にいるようなかんじがする。
登場人物たちの背景とか思いとか、描かれていないことの方が断然多いけど、それは目の前にいる人間もそうで、知っていることの方が実は少ないんじゃないかと思わされる。
その目に見えない余白を考えることで、すこしだけやさしくなれる気がする。
わからないけど。
言葉にできなくても、わからないままでも、いいんじゃないだろうか。
個人的には、何年も前に上田に行ったことがあって、檸檬で同じ席に座ってかた焼きそばを食べたことがあって、めちゃくちゃびっくりした。
観る前から物語が始まっていたなんて…!