備忘録
・我々の日常は映画のシーンのように切り取られるものではなく、ただそこに存在しているだけ、ということが意識される
・登場人物たちが抱える喪失感が詳しく語られることはないが、知る必要も想像で補う…
映画は時間と省略の芸術だと思うし、いかに描かずに感じさせるかは映画の美学の一つだと思うが、さすがに描かなすぎ?とも思った。
冒頭から春(小川あん)と雪子(中村優子)の距離感に違和感を覚え、春が剛(眞…
ふつうに回っている日常の切り取り。
ショットの日常そのままさが凄い。
ふつうにまわっているように見える日常の中、見逃してしまうそれぞれが抱える孤独感、喪失感。
ふとみせる何か虚空を見つめるような、…
杉田監督の作品を観るのは『春原さんのうた』に続いて2作目で、その時は濱口監督の『偶然と想像』との二本立てだった。これは偶然だろうか。むしろ必然?
彼女たちが過去に何を経験したのか明確には描かれてい…
【鑑賞前】色んな賞を取っている作品であり、どんな映画なのかな?と気になった。
また全国でもあまり上映していない作品で特別感を覚えた。
セリフなども少なく、視聴者側の解釈次第で、いろんな見方ができる…
最後のダメよは、剛を追いかけるのはやめなさいなのかどうなのか、、、。
剛がなぜ泣いたのかは考察が必要なんだろうな、、、。
杉田監督作品をはじめてみるため、他の作品もこんなふうにゆっくり時間が経つ…
何かが欠けてしまい世界から
切り離されてしまった人たち。
それを世界と再び繋げるものは一体なにか。
バラバラの点となり世界から離れてしまった
人たちを再び世界と接続する線のような
役割を果たす主人公…
2024年1月 ポレポレ東中野で。終映後監督のトーク有。
・主人公が何かを見つめる横顔から始まるこの映画は、何かを見つめる主人公がその時何を感じ何を考え何を思い出しているかを想像させた。具体的に登場…
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