杉田監督の映画の中の登場人物は、この世の中のどこかに本当にいるようなかんじがする。
登場人物たちの背景とか思いとか、描かれていないことの方が断然多いけど、それは目の前にいる人間もそうで、知っているこ…
あまりに観客に提示される背景が少なすぎてただただ眺めることしかできない。いかようにも読み取れてしまうことがかえって映画に集中させてくれない。何かしらの喪失感は示唆されるのだが同じくらいパンチの効いた…
>>続きを読む以前観た同じ杉田協士監督作品である「春原さんのうた」が印象深く、たまたま下高井戸シネマで特集上映を知り、監督ご本人の登壇もあるなら是非と馳せ参じて鑑賞。前作と同様に本作も行間が多く、セリフや劇伴は最…
>>続きを読む好きじゃない映画でも映画館だと最後まで観ないといけない
あとからあらすじ読んだけど、真面目に観ててもあらすじすら汲み取れないのは観られることにあまり重点を置いてないのかなと思う。
この映画だけで完結…
キノコヤでの横入り会話の盛り上がりや唱和場面を見てるからか、背後で妹と母親の会話を徹底的に意に介さず一心不乱にドーナツにかぶりついている姉らしき女の子を捉えたフィックスの長回しがこの映画の最も良いシ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
個人的には失礼な話ですが、物凄く惜しい映画でした。
展開がよく分からない部分が多々あったり、雪子さんの肝心なセリフが聞き取れなかったり、剛と春が何で2人ともあの時泣いたのかなど様々な引っかかる部分が…
2024年4月3日 ナゴヤキネマ・ノイ
春原さんが好きな人なら大好きだし、春原さんがピンとこなかった人はやっぱりこれもピンとこないんだろうな、と思うなど。
ちなみに私は前者ですよ、もちろん。
春原さ…
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