底流に沈んだまま浮かび上がらない物語は、隣人ですら生きてきた時間を共有することはできないという不可能性と、暴露しないという慎ましさの間で震えている。あん(春)さんの真っ直ぐカメラを見つめる視線はわず…
>>続きを読む内容はよくわからなかったので、パンフに脚本がのっててよかった。
よくわからないけど「悲しそうだな」「大丈夫かな」と思いながら見守るのは現実の人間関係と同じで飽きることがない。
大好きな『春原さんのう…
ジェラミー・ブラシエリの物語くらい行間読まなついていかれへんくなるや〜ん、まぁ襲い来る眠気へと抵抗すんのが精一杯で微塵も行間読んだりできひんかったけどね!
…………オムレツって優しいよね!って話
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説明が取り除かれ自然なやり取りや空間があってそれらを観ているとその場の雰囲気を観ている感覚になる。ストーリーも交わりそうなところが交わらなかったり掴めないのだけど自分に必要な映画だなと観終わってから…
>>続きを読む現実のような、幻のような、
この消化不良感が最高で、クセになる。
確かにそこにあって、
優しく、静かに流れている時間なのに、
糸をピンと張っているような緊張感がある。
誰も自分を語らない代わりに…
映画が始まって、「この人はどういう人なんだろう」と想像する。
なんで話しかけたのかな?とか知り合いなのかな?とか。
そうやって想像するのはすごく自然なことだし、それが自然だというのはいつだって「この…
見ること/見られること にとてもとても意識的で、他者を理解することではなく、ただpay attention(注意を払う よりは関心を示す くらいのニュアンスか)することでわたしたちは生きていけるのだ…
>>続きを読む徹底的に説明を排した作風で、正直ここ近年で一番面食らった作品。でも観終わってからジワジワ来た。生きる手掛かりを求めるように川を探す女性の魂の彷徨を軸に、ストーリーがあるようでないような取り留めのない…
>>続きを読む助けを必要としている見知らぬ人のことを思い、丁寧に関係を築いていこうとする女性の物語。
生きていると本当にいろんなことがあって、それが積み重なって、滲み出てきますね。言葉にしなくてもそれを汲みとっ…
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