静かな映画だった
(始まった瞬間からいびきをかいて寝てるひと、肩をたたくひと、ため息をつくひと、花粉症のひと、スヤスヤ眠るひと。これらも含めて不穏。スリリングだった)
第一印象は高畑充希さんにちょ…
出来事の輪郭ははっきりとしているのに、その中身は明かされない。けれど、この星にある関係性は、どんなものも詳らかに核について明かし合うことはないのだから、明かされなさがとても自然で、この映画は「本当」…
>>続きを読む実に濃密な84分。余白の多さというか、説明的な語りは極めて少ないのだが、全てを語った詩的で繊細な描写に溢れている。喫煙シーンがあったのは嬉しかった。エンドクレジットを見るに、劇中の主人公の映画鑑賞で…
>>続きを読む語らないかわりに鑑賞者に想像させるスタイルが強く出過ぎた気がする。
杉田協士監督作品。監督の最新作が公開、前作"春原さんのうた"が大好きだったので見に行ってみた。
まずオープニング、スタンダード画角…
2024.3.23 67本目
行間多め。 何も語らないシーンも多め。スローテンポ。 スタンダードサイズ。
色々想像しながら観る。
ゆったりと優しい時間と不穏さが交互にやってくる。
赤ちゃんを見つめる…
緩やかに過ぎる時の中で浮遊する言葉と眼差し。カセットテープ、オムレツ、自主制作映画...脈絡を欠いた出会いは静かに波紋を広げ、記憶の輪郭を縁取るように日々が紡がれていく。春と雪子と剛の不確かな関係。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
なぜ「あの時のあの会話」を映画にしたいと思うのか。
あの時あの瞬間を残したい、再現したい、確かめたい、あの時について思う、そのまなざしそのものを形にしたい。
物語のワークショップに登場した人誰しもが…
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