すべての憧れや理想は原動力。
その力をうまく活用すれば現実生活をより良くしていくが…。
芸術に敏感な(敏感であろうとしてる)両親に大切に育まれた少年。
全てに於いて芸術に特化した考え方を喜んで受け入れ!努力研鑽し!
皮肉にも世の中のシステムからつまみ出される。
主人公の堕ちていく蟻地獄のごとき芸術地獄。
それはもはや民衆に受け入れられる芸術ではなく、悲しい現実に抗うための自分自身を慰めるためだけの芸術。
悲しいストーリーなはずだが、樋口可南子のようなカワイイ奥さんがいるんじゃーん。
全然悲しくねーんだよ。
なんかそこが救いでもあるし、観てるこっちからしたら引っかかる部分でもあった。
最後はオンボロ市営アパートでよ、孤○死でドロドロに溶けて発見とかね。
なんでもいいから納得させて欲しかったよ。