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アキレスと亀のアダモのレビュー・感想・評価

アキレスと亀(2008年製作の映画)
3.0
すべての憧れや理想は原動力。
その力をうまく活用すれば現実生活をより良くしていくが…。

芸術に敏感な(敏感であろうとしてる)両親に大切に育まれた少年。

全てに於いて芸術に特化した考え方を喜んで受け入れ!努力研鑽し!
皮肉にも世の中のシステムからつまみ出される。

主人公の堕ちていく蟻地獄のごとき芸術地獄。

それはもはや民衆に受け入れられる芸術ではなく、悲しい現実に抗うための自分自身を慰めるためだけの芸術。

悲しいストーリーなはずだが、樋口可南子のようなカワイイ奥さんがいるんじゃーん。
全然悲しくねーんだよ。

なんかそこが救いでもあるし、観てるこっちからしたら引っかかる部分でもあった。
最後はオンボロ市営アパートでよ、孤○死でドロドロに溶けて発見とかね。
なんでもいいから納得させて欲しかったよ。
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