いい映画だった。確かに心温まる系だけど、ただのフィールグッド映画に留まらない懐の深い作品。
嫌われ者で孤独な教師と生徒。行くあてがなくクリスマス休暇を学校で過ごす中で、少しずつ心を通わせて行く。登場人物たちが本当にしっかりと描かれていて、クセが強いのに人間らしさにも溢れている。すごい。
小さな言動からその人となりが見えて、決してペースも急いでいないから、ゆっくりしっかりキャラクター達と知り合える。みんな色々な悲しみを抱え、乗り越え、諦め、そうやってその人ができあがっているんだなあとしみじみ感じる。メアリーもめっちゃいい。
先生は生徒にきっと昔の自分を見たのだろうな、そして生徒を大切に思えるようになることで、ようやく自分のことも救おうと思えたのかもしれない。最後、本を楽しみにしてるよと言われた時のポール先生の顔、時々思い出して泣ける。
Penis cancer in a human form てサイコーの悪口すぎ。