寄宿学校で、頑固な教師、悲しみを抱えた料理長、問題児生徒がホリデーシーズンを過ごすお話。
みんななんだかんだ、辛いことを抱えてる。見える部分だけで人を判断してもしょうがない。人生ってこんなもん。そう思える映画で、クリスマスにぴったり。
頑固者やクセ者の中に眠る人情が染み出してくるの、いいなぁ。
キリアン・マーフィーと主演男優賞を取り合っているのも頷けるポール・ジアマッティの哀愁漂う、どこにでもいそうな、それでいて少しコミカルで「クリスマスのいいお話」感を持たせる演技が印象的。
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフも今作で一気にスターダムへ。オクタヴィア・スペンサーみたいな立ち位置になっていくのかな。