おもしろかった!
久しぶりに映画館で、声を出して笑った。
若松孝二が、
名古屋のシネマスコーレという
ミニシアターを立ち上げる話から井上淳一監督が若松孝二に弟子入りする話になる。
映画を愛し、観る側から
創る側、映画館を運営する側になる映画に魅せられた人たちの奮闘記。
若松孝二を演じた井浦新は
最高にかっこいいし、
楽しんで演じている感じ。
全てを受け入れるシネマスコーレの支配人役の東出昌大も良かった。
全て実在人物だが、シネマスコーレでバイトする金本だけは映画オリジナルキャラで、この人に井上淳一監督自身の
言いたいことを言わせている
ようだった。
映画が創りたいのに創れない
もどかしさ、苛立ち等、
表されていたのは、
その他大勢の名もなき映画人には響いたと思う。
私は涙してしまった。
「福田村事件」のキャストが
7割出演ということで、
映画愛や熱量が画面からも伝わる。
客席もやはり、映画が好きな人、映画制作に関わる人が
にこやかな顔で、揃っていた。
上映後は井上淳一監督の舞台挨拶。
濃密なパンフは決定稿のシナリオつき。
井上淳一監督にサインをいただく。
映画の中でもチラリと映る
「月刊シナリオ」誌の
4月号にもシナリオ掲載。
東出昌大演じるシネマスコーレ支配人が自転車をこぐシーンの鼻歌は、しっかりシナリオに「完全無欠のロックンローラー」を歌うとある。
「映画芸術486号」は
「青春ジャック」特集。
井上監督と支配人の対談も掲載。
表紙はシネマスコーレ前の
支配人(東出昌大)と金本(芋生悠)。