ゴシちゃん

青春ジャック止められるか、俺たちを2のゴシちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
80年代を名古屋で過ごした私にとって、この映画はまるで自分の青春を見る様なとても楽しい作品だった。

私は80年代に8mm映画3本の制作に参加した事がある
大学時代の2本には役者として、学園祭で上映された2本目は音楽も担当した🎵

社会人になってから引き続き同じ監督とメンバー達の制作する8mm自主映画のヒーロー物1本にも参加
この作品では恥ずかしながら主役を演じたが、この撮影は過酷で大変なものだった💦

市内のあちらこちらで扮装しゲリラ撮影を行った為に、集まる見物人・飛んで来る警備員・名古屋港での撮影では海上保安庁の警備艇まで来てしまった
今だったら逮捕されてしまうような状況だったかもしれない😱
それぞれ社会人となったメンバー達もなかなか集まらず、作品はほぼ3年がかりの制作となってしまっており、途中私はほとんど完成をあきらめていた。
粘り強い監督の情熱だけでなんとか無事完成し短縮版を私の結婚式で上映してもらった。

その後、仕事の関係で30年以上名古屋を離れてしまったので映画制作に参加する事は無くなってしまっていた。

ところが昨年、たまたまこの監督の家に遊びに行ったところ
「お前の声が欲しい!」
と言われiPhoneにセリフを一言吹き込んだ。
私の一言はパソコンに取り込まれて、あっという間に編集中の作品の一部になった。
30年前とは違い自主映画もデジタル化されていたのには驚いた😲

この作品は昨年「名古屋ショートフィルムフェスタ」で上映
会場はもちろんシネマスコーレ

通常上映が終わった後の貸切イベントであったが、関係者だけで満席となり私は折りたたみイスで観賞した。

一言だけだが私の声が映画館で流れた
気づいたのは私だけかもしれないが(笑)

この時の作品の主役がエキストラとして「青春ジャック」の撮影に参加しており、彼を見ようとシネマスコーレへやって来たのだが、残念ながら彼を作品中に見つけられなかった。
でも映画はとても面白かった。
シネマスコーレが舞台の映画をシネマスコーレで観る。
こんな体験が出来るなんて最高である😆

上映が終わり出てくると、本編にも出演されていた代表の木全さん本人に
「ありがとうございました」と言われる😲
「ご本人ですよね。凄く面白かったです。ホント感動しました❗️」
興奮冷めやらぬ私に木全さんは満面の笑顔だった☺️

めったに買わないパンフレットを購入し、一緒に写真も撮ってもらった。

最高の映画体験だった。
ゴシちゃん

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