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フローラとマックスのmendeのレビュー・感想・評価

フローラとマックス(2023年製作の映画)
4.0
主人公のフローラ(イヴ・ヒューソン:U2のボノの娘なんだって知らなかった)は、シングルマザー。一人息子のマックスを育てている。
マックスはちゃんと育ってるけど、フローラはどう見ても子育てに熱心とは言えない。ギターの先生(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)にセクハラまがいのことを言ったり、息子と同居してるのに一夜限りの男性を連れ込んだり、ふらふらしている。
本人は進学したかったけど、子供ができて退学。学歴がないからいい職につけないという悪い回路。
そんなフローラが音楽と出会って、だんだんいいほうに変わっていく過程がいい。息子とも音楽という共通の趣味ができて、二人の関係が近づいていく。
特にフローラとジョニ・ミッチェルの歌との出会いはグッとくる。いいよね、ジョニ・ミッチェル。『CODA』の子も歌ってたけど、フローラの心に響いているのがわかる。

今までジョン・カーニーはそんなに……だったが、これは好きだった。
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