音楽ドラマを手掛けているジョン・カーニーの新作が知らぬ間に配信されていた。
ただし「ONCE」や「はじまりのうた」とは違う余韻に。
冒頭からフローラはワンナイトを目指して男漁り。
性格も含めて、かなり好感度の低いキャラとして登場する。
すでに息子がおり、仲は最悪。
息子が捨てたギターを使ってパソコン講座を受講するが、相手の男にも迫る始末。
ここから徐々に作曲などの過程で、恋人や息子と和解というドラマだが、前半の印象が悪いので、あまりに急展開な心変わりに置いてけぼりになる。
ジョン・カーニーはドラマだけでなく歌が重要な役割を果たすのだが、今作は印象に残る曲がなかった。
むしろ講師のジョセフ・ゴードン=レヴィットの歌の方がまだ聴ける。
なによりフローラとマックスは親子のはずだが、姉と弟にしか見えないというのはキャスティングミスだろう。