まや

ぼくを葬る(おくる)のまやのレビュー・感想・評価

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)
4.3
ネガティヴな意味ではなく主人公の自己愛の強さにフォーカスした作品で、自らのDNAを残したいと願う、自分と「似ている」祖母にだけ事実を打ち明ける、幼少期の自分を思い起こす等、死に直面した主人公が自己同一性を再認識するためのトリガーが随所に散りばめられている。浜辺でのラストシーンで『ベニスに死す』の終結部を想起したのは私だけだろうか。
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