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エクソシスト 信じる者のせっのレビュー・感想・評価

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
4.0

妊娠中に地震によって母を失い、シングルファザーの家庭で育ったアンジェラが友達と一緒に森へ行ったところ3日間行方不明に。その後帰ってきてから、悪魔に取りつかれた模様の少女たちを救おうとする話。

第1作では、純情で良い子な女の子が何故こんな凶暴な姿になってしまった?みたいなのが怖かったけど、今回は言うこと聞かないあるいは、親の目の届かないところで何をしてるか分からない子供って根本的に怖くない?って初めから示唆されててそこが良かった。

アンジェラは父の知らないうちに母親のスカーフを見つけてきちゃうし、一緒に疾走した女の子の家庭は兄弟が多くて言うことも中々聞かないから大騒ぎ状態。あと、私が悪魔より1番怖かった、写真屋で全く言うことを聞かずに騒ぎまくるチビ。ありゃモンスターだわ。今回色んな宗派の人が団結して(これも今の時代っぽかったけど)悪魔祓いするけど、1番強い力だったのは親が子供を信じる力だったのかなと。

マクニールの親子についても信じるしかないみたいな感じだったし、子供は何してるか何考えてるか全くわかんないモンスターだけど親にできることは信じることっていう話だったな。

悪魔祓いが屈服したように書いてしまったけど、それまでに至る悪魔祓いシーンは全然見応えあって良かった。なんか突っ立ってるだけで、何もしてない町の神父が気になりはしたものの、皆で聖書の言葉(?)唱えてるのシーンは面白かった。一緒になんか唱えたくなるよね。

今回キリスト教だけじゃなくどの宗教にも悪魔はいるって言ってて、仏教の悪魔について調べたくもなった。いつかアジア系の悪魔祓いとのコラボエクソシストとか見てみたいな。
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