壁炒飯

エクソシスト 信じる者の壁炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、ヒトコワ系かなと思ったけど、そうでもなかった
祈りが裏目に出たり、金儲けに走るキャラがいたりなどテーマを裏付ける要素が薄くどう感じたらいいのかわからない映画だった
さらに個々のエピソードが薄く、主人公のキャラクター性に影響しないのであんまり盛り上がらない…
主人公の信仰は報われないというところからのスタートは1らしさを強く感じて良かったが、結局どう感じていたのか不明 地元の儀式があるんだし、そういうのと一旦向き合ってみるみたいなストーリーでも良かったような気がするが、キリスト教以外はちょっと…的ななにかがあったのだろうか(他の宗教も出てくるがどれも印象に残らない作りになっている)
恐怖演出はブラムハウスぽさもあり見応え◯
2ぽさを感じる音だけの安易なものではないジャンプスケアもサブリミナルも新しく刷新されててとてもよかった
途中心折れてた神父の首が回転するシーン、何回かに分けて折ってた気がするんだけど、もしかして協力プレイ…?
ラスト、人間は協力なんてできないというオチからのアクマ的トリックに翻弄されるわけだが、それを受けてなお「弱い人も強い人もいる…」的ないい言葉で締めようとするのは無理があるしかなり滑稽に映った
結果から言ってラストはヒトコワぽい感じだったのだが、テーマの一貫性を感じなかったのが残念
ただ前述のオチ含めこのバラバラ感、もしかして悪魔視点の映画なんじゃないかと思うと大分楽しいのかもしれない(加点部分)
悪魔からすると人間側のいろんな儀式なんて関係ないしね…

みたことあるオバチャンだなと思ったらアン・ダウドさんというらしい
コンプライアンスでの店長、ヘレディタリーでの悪魔信仰おばちゃんを演じられている 後出しジャンケンだがちょっとあの不穏というか悪魔に煽られる程度には後ろめたいものがあるはずなのに作品的に特に損をしてないような役回り、もしかして狙って配役されたのだろうか…?😇
壁炒飯

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