オーケンシールド

エクソシスト 信じる者のオーケンシールドのレビュー・感想・評価

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
3.2
伝説の悪魔祓い映画をリブート。
悪魔vs信仰 住民等による聖なる儀式。
時を越えて再臨する恐怖と親娘の物語。

オリジナル版となるホラー映画の金字塔『The exorcist(1973)』から半世紀後となるメモリアルな今作『The Exorcist:Beliver」。旧キャストも出演、また最恐の悪魔が再憑依。ハイチで起きた大地震で妊娠中の妻を亡くしたヴィクター。母体を犠牲に授かった娘アンジェラ。その境遇や悔恨が信仰を妨げる引き金に...元女優霊媒師クリスvs因縁の悪魔との一騎打ちはショッキングな幕切れ。クライマックスの悪魔祓いでは、背面同士椅子に括り付けて愛娘を見守る親と闇祓い有識者たち。聖なる儀により踠き苦しむ悪魔とグロテスクな少女の豹変。どちらの少女を救うか悪魔の囁き。親子の絆、信じる心が悪霊退散への突破口となる気付き。確かな親子愛が実を結ぶ安堵感と解放された喜び。生きることは素晴らしいことです👏。アーメン✝️ 。

音の脅かし演出がちょっと苦手。住民コミュニティは現実的な設定で良かった。だけど作品の主人公にするべきは娘の父ではなく、元修道生で医師の中年女性では?と思った。絶対そっちの方が面白くなる。またキャサリンの両親が不憫でならない。間違いないホラー作品だったけどサブカル要素が不足気味。画期的なアイデアはあまりなく、ホラー映画のシリーズ化は難題だなと感じた。
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