【信じる者は救われる？】
「困ったときの神頼み」なんて都合のいい言葉もあるくらい、人が神様を常に信じ続けることって、実はとっても難しい事なのかもしれない。
何故なら、人間は常に「自己都合」で生きているから。
自分にとって欲しいもの、自分にとって近い道、自分にとって有利な人・・・
それら全てを手に入れようとすると、実は神様を信じられなくなっちゃうのかもしれない。
そもそも神様は物質的なものは何一つ与えてくれないし・・・。
そういう人にとっては、事が上手く運ぶことは「運」で片づけられる。
その「運」とは自分自身が持って生まれたものであって、信仰心がもたらしてくれるものではないのだと。
（信仰心で運が身につくなら、世界中の信者はみんな強運の持ち主ってことになる）
運なんてあくまでも「50:50」の確率論。
結果の如何で「運が良かった、悪かった」と評価しているに過ぎない。
でも「運」を「根拠」に変えるのは個人の努力に他ならない。
「絶対に成功させたい」と何かを願うなら、そのことについて真剣に勉強したり、研究したり、練習したりするだろう。
そうやって、実力を持って手に入れたものを、人は「運」とは呼ばない。
そこに居るのは神様ではなく「自分自身」だから。
どんなに神様にお願いしたって物質的な享受が得られないからこそ、人は自分自身を信じ、自分の内面にいる「甘え」や「狡猾」「堕落」「欲望」と戦う。
そしてそれを人は「悪魔」と呼ぶ・・・。
実は信仰における「悪魔」の存在って「神様」以上に身近なものなのかもしれない・・・・。
続きはネタバレも含みますので、フィルターかけて「森の中」にこっそりと隠しておきます・・・。
