「信じる者」というサブタイトルの意味がしっかり腑に落ちるラストで、完成度高い作品だなーと思った。
ホラー的怖さと人間ドラマのバランスというか混ぜ方がうまい。
まあまあ怖くて、悪魔に取り憑かれた2人の女の子のメイクや表情、演技はすごく良かった。
けどそれより、家族愛とか信じるってどういうことかということに対するアプローチが印象に残った、意外にも。
信じるって、科学的に立証されてるからとか、実際目の前の現実がそうだからとか外的な根拠は関係ないんだよなー。
信じると決めた心って現実を超越した強さになる。
それをホラー映画で表現するのがとても良かった。
悪魔ってやはり弱い精神が好物なのね。
悪魔払いのリアリティとか衝撃的な演出か、取り憑かれた時のえげつない言動とかはやはり一作目すごかったなーと思うところはあり、やっぱり一作目はフリードキン監督の独特な撮り方でしか生まれなかった稀有なものなんだろなと再認識。
エレン・バースティン演じるクリス（リーガンママ）が再登場。
同じ世界線かーと、ファンサービスに嬉しい気持ちもあるけど、一作目であんな酷い目にあったんだから、あの親子にはただただ静かに幸せに暮らしててほしいという気持ちがあり…勝手に（笑）
また悪魔と関わるはめになって、かわいそうな気持ちになってしまったなー。
