悪魔祓い映画の金字塔『エクソシスト』シリーズ最新作。
ブラムハウスが製作に関わっているとのことで、スタイリッシュな演出や革新的な表現を期待していたが、意外にも手堅いつくり。近年のホラー作品の中では過激な表現が控えめで、初代の「ブリッジ走り」のようなシュールさもなく、全編通してシリアス一辺倒。代わりに主人公親子の背景やストーリーはかなり作り込まれている。真面目すぎて意外性や映像的な面白味に欠けるのが難点だが、ストーリー重視やクラシックホラー好きにはオススメ。
同年公開の『ヴァチカンのエクソシスト』とはある意味対極をなす作品。