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エクソシスト 信じる者のhariのネタバレレビュー・内容・結末

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

神父可哀想…
前作エクソシストもそうだけど、このシリーズ神父に厳しくないですか…?
そりゃ教会も許可出しませんよね。
罪なき子供とはいえ、自ら禁忌に手を出して取り憑かれた子供のために死地に赴けなんて簡単には言えないですよね…

でもキャサリン一家も可哀想だった。地獄への最後の片道切符を切ったのは父の愛。残酷。


エクソシストでは神父二人を犠牲に子供を解放したので実質人間の勝利だったけど、今作は神父一人を犠牲に子供を一人救ったがもう一人は連れて行かれたので、引き分け扱いでいいんだろうか。ということは自作があれば悪魔の完全勝利?さすがにそれはなさそうだけど、それはそれで面白そう。


奥さんと子供の命、自分だったらどちらを選ぶかな。たぶん主人公と同じように奥さんの命を選んでしまうんじゃないかな。
最悪な考えかもしれないけど、奥さんは亡くしたら終わりだけど、子供ならまた作れるって思ってしまうなたぶん…
と思いながら観てたけど、後半の悪魔の言葉(妻を選んだが助かったのは娘。お前は一度は娘を捨てた)を聞いて、でも“また作れる”って子供を一人の人間として見てないってことでもあるよな…と気付かされた。

自分は、お腹の子を「アンジェラ」という一人の人間ではなく、代えがきく「子供」という器として見てた。子供ならばその中身がアンジェラだろうが次の誰かであろうが同じ「子供」。だから“また作れる”。
自分のお腹の子に対する見方に気づいてしまってゾッとした。
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