難解。
そもそもタイトルからして示唆的であるし、本タイトルがどう物語に反映されていたのか、分かったようで分からない。分からないからこそ、えも言われぬ余韻がある。
冒頭から序盤にかけてはイメージビデオのような限界までセリフを削った展開で、観ている者は、「？」という感想を多く抱いたのではないか。
ハッピーアワーの重心セミナー後の飲み会シーンからぐっと人間臭い話が進行したように、グランピング施設建設に関わる住民向け説明会の紛糾から、なるほどこういう話かと理解し始めた。
対立構造がふとしたキッカケによってバランスが崩れることはあるしこのまま大団円のラストになればかなりシンプルだし、なるほどタイトルに繋がるかもねとなる訳だが、そう簡単ではない。
理屈では説明出来ない衝動が人間に潜んでいて、そこが「難解」と感じた所以だ。
一発であのラストが理解出来なかったが、最後はタイトルとの繋がりも含めて鑑賞者の解釈にに委ねているのだろう。
追伸。ハッピーアワーの出演者の皆さんを久々に拝見しましたが、お元気そうで安心しました笑
