チョコ山

悪は存在しないのチョコ山のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.8
遥か昔から存在した抗えない自然。
人は“悪”という言葉を作り、自分たちへのデメリットが多いものをそう呼んできたが、そんなものはそもそも虚栄であり、自然に反することなのだ。

水が低いところを流れるように、出来事が他の出来事に影響するだけだ。悪であったものが常に悪であることなどない。

しかし、“悪”という概念を作った以上、我々は本来“悪になることを回避する義務”が存在するはずだ。自然を破壊したことの落とし前に人類が向き合う時が来ているのは、環境問題どれをとっても明白だ。
社会という嘘を生きる私たちに、自然という本当に身を任せる人が問いかける。「悪は存在するのか?」と。
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