ケッチャー

悪は存在しないのケッチャーのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

車の高橋のセリフ、笑ったんだけど笑った後すぐになんか笑っていいのかな、私そんなに高橋と変わんないなと思った…

ポスターの「これは君の話になる」って言葉、作品観る前は「あら、ハートフォーミング系?❤️」と思ってた😂😂
だけど、作品を観て、CINRAの鈴木みのりさんのインタビュー読むと、「この話にあなたが関わってないなんて言わせない」という風に解釈した。高橋と「良い人」のマユズミさんも、「鹿はそうしたらどこへ行けばいいのか」という質問に対して、当たり前のように「別の場所」と言うけれど、本当にそんな場所存在してるの?力を持つものは考えなくていいのだと思う。でも高橋とマユズミさんの考える余裕が生活にないのもすごく良くわかるし、彼らの生活もまた別の力を持つものによって考えられず、自分たちで何とかするしかないのだ。その皺寄せは間違いなく、より弱者へと(上から下へ)いくのだと思う。
GWにグランピングする〜?とかわたし行ってたし、、わたしの選択は間違いなく誰かへと影響していることを改めて学ぶ。

花ちゃんの行方不明のアナウンスが流れながら、マユズミさんが日の入りをみているショット(湯気でだんだんスクリーンが埋まるあそこ)、痺れた…
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