無何有郷

悪は存在しないの無何有郷のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
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悪は存在しないと言うけれど、ここまでくるとやはり資本主義は悪なのでは?というのが分かりやすく露呈したのがコロナ禍だったし、そうした意味で芸能事務所の社長やコンサルを徹底的に軽薄に描いていてくれて良かった。芸能事務所で働く元介護福祉士の女の子の現実的な生き方、何気ない一言に1番共感できたかもしれない、呆気なく棘に刺されちゃうところも込みで。母親の不在についてはいろいろな解釈ができると思うけど、それが一層この映画のホラー感を増さす。
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