悪は存在しないのayaのネタバレレビュー・内容・結末

描写が長くて、ドライブマイカーの時も感じたけど演技の独特さがあるのが良い。白紙の上に感情を乗せたように、そして、独特の"リズム"。場面によってもその人の持つ"リズム"が違う。雪山の自然の映像が綺麗だった。

全体としての物語の意味は複雑で私には咀嚼しきれなかったが、場面で印象的だったのは、住民の反応、住民との対話の中での会社側の男性の変化、車で長野県に戻る時の2人の会話、最後のシーン。娘に自然の闇の部分も経験してほしかったのか、人は自然に逆らえない、逆らってはいけないということなのか。「悪は存在しない」というタイトルの意味を考えている。あれこれ思索してこれでいいの？？となるけど、これ以上何を言葉にしてもお門違いな気がしてくる。自分は世の中のどんなことについて、上流に住む人間なのか、それに自覚的で責任ある生活を送っているのだろうか。