七海光一

悪は存在しないの七海光一のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.9
面白過ぎてびっくり。
暗いシーン→明るいシーン、壮大な劇伴のぶち切りの繰り返しによって、初っ端は眠いのに無理やり起こされ寝付けない…けど眠い!って状態が続いて正直キツかったのだが、東京からグラッピング計画を持ちかけられるあたりで一気に面白くなり画面に釘付け。対立し合う関係であったとしても互いにそうなるだけの事情はあるし、そこに悪は存在しない。コンサル会社のあいつを除いては…(こいつにも事情があるんだろうけど笑)。東京の2人組の車中での会話が凄く好き。存在しない1時間を求めたくなるような、エグすぎるラストは必見。とにかく、面白かった!