健康で文化的

悪は存在しないの健康で文化的のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0
本当に会話が面白いよね。劇場笑いに包まれるシーンも多々あり。特に東京組ふたりの車内のシーン。プレゼンの時には何も中身が見えなかったふたりがどんどん実体になっていって否応なくいとしくなってしまう。「あと180円です」で財布開けようとモゾっとするのやたらリアルで笑った。娘が一人で山に入るのがかなりヒヤヒヤしていた(直前に『正義の行方』を観たため…)が、やはりだよね。最後は何なのか分からないけど、びっくりした…
妻は亡くなったんだろう(それも遠くない過去に)けど、どうしてだろう。自然の営みの中でなのかな。娘はひとりで過ごすことを好むようだったけど、娘とぴったりと過ごすことに慣れていない巧のせいでもあるのだろうか。巧が忘れっぽいのは何かある?手負いの鹿は、誰?