このレビューはネタバレを含みます
美術館にいるみたいな冒頭。
あまりに何もない静かさが説明会以降のヒリヒリとギャップになってよかった。
音楽は当然すごくいいのだけど、毎度不快なタイミングでプツリとカットが変わって気持ちも穏やかじゃなくなった。
説明会の討論で一気に引き込まれ。
最後のシーンをずっと考えていたんだけど、
あの場にあるもの全部、もちろん人間も自然の一部であり、鹿や森と同列の存在として捉えたとしたら。(台詞がなくて不穏で綺麗な音楽が流れる定点でのカット=自然の一部?)
花が鹿に襲われるのも、巧が襲うのも全然不思議じゃなくて、その自然の営みには善も悪も存在しないのかなとギリ思うことにした。
最初と最後で空の明るさ、進行方向が対になってるのはどういう意味?