Rami0514

悪は存在しないのRami0514のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0
今回は良心的な上映時間の中で全体の3割りぐらいは風景を写してるだけで世界観はビンビン伝わってくるわ、セリフは数少ないながらもここまでのストーリー展開できるのが凄い!

劇中にもあったバランスが崩れた時(自然界や人間社会において)にどう対峙するのかという物語

海外の映画ライターの誰かが言ってたんだけどいい映画の定義は見終わった後も頭の中に居続けたらそれはいい映画なんだって言っててまさにその通りの映画だなと思った。

ただ個人的には長くてもハッピーアワーの方が自分の好みであったのも事実

濱口監督は生粋の才能ある監督(アーティスト)なので今後も彼の作品をずっと見続けたいなと思いました。

あとアカデミー賞も受賞した監督な割に上映館が少なくてビックリした。
確かに大衆ウケの作品ではないかもしれないけど興行収入目的だけに目を囚われ過ぎていて、なんかこうゆう作品の意味や意義を考える機会を提示しない日本の映画業界の行く末にも不安を覚えた。
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