このレビューはネタバレを含みます
なんかすごかったな……。みんながすごいすごいって言ってた理由がわかった気がする。
冒頭のセリフのなさ、普通はカットしそうな場面をわざと意図的に残していそうなところが、登場人物の暮らしを表現してる感じ?
あと視点のちょっとしたズレ。
普通なら森を真上から見下ろす視点で撮りそうなところ、見上げる視点で撮っていたり。走っている車の後方を映す形にカメラを置いていて、過ぎ去っていく町や森の様子をおさめていたり。
あとなんといっても最後よな……あれはどういうこと???
直前まで「鹿は人を襲わない(手負の鹿は別)」って話をしていたから、娘が鹿に襲われるところを都会人に見せたくなくて、あんなことしたのかな?
視点によっては、いろんな人が悪になりえる。最終的に、動物から見たらどんな人間だって悪になり得る。視点によって移り変わる悪は「存在しない」ってことになるのかな。