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悪は存在しないのharukaのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


上向きで森を動く視点

1発で関係性がわかるひとこと
やまわさびの自生場所、食べられること、これを教えることで、巧はその土地の先輩だと1発でわかる



もや

服の色
青とオレンジ、対照的な服装
黄色い手袋


花はお迎えが来ないことが日常化していて、何度も森の中を1人であるく。
家に帰れるし、森にも慣れてそうだけど、それでもいつかいなくなるのではないかという緊張感を孕んだ予感がずっとする


田舎(地域)と都会
田舎の行動は責任と隣り合わせ
都会の仕事は私の行動の結果と責任と影響の地続き感がない

都会の景色は平坦で立体感がない
何十分か森の映像を見ていて、突然都会の風景に切り替わった時、圧迫感をとても感じた。奥行きのなさ


音への感覚
音が先行して聞こえたり、音と映像の切り替わりがズレていた。それが違和を生み音への感度がでた


タバコの火がつく瞬間
水汲みの後の車の中でタバコに火をつける瞬間
木々によって太陽の光が遮られ、車内が暗くなるタイミングで火がつく


説明会での振り向き
区長へ首を振るタイミングが町民で揃っているのが、その集団の性格をすごく表している

鹿はひとを攻撃しない?

人の動きを見ているうちにリズムに合ってくる
動きを見せる 映画でしかできない描き方
冒頭、セリフもなくただただ森の中での生活で発生する動きを見せていた
だんだんとリズムに慣れてくる
見て知る
やったことのない薪割りでも動きを見ていたらそれが熟練しているのか、難しいのか、その身体に染み付いているのか、何をどうやっているのか、どんな動きかわかってくる



緊張感

子供に教えられること

2字熟語でまとめることは、言葉を端的に扱っている気がしていたが、ただディテールを排除して、大まかな言葉でしか話せなくなっているのかもしれない環境保護

上流、下流

横移動
前が見えない何が出てくるかわからない
後部座席からのショット

無表情だからわからない
予測ができない

鹿がころすと知られたくないから
人が死ぬことで計画がなくなるから

便利屋とはそういう意味なのか

女の子は知っている 生き方を
だから大丈夫なのか

最後は誰の足取りなのか

だるまさんがころんだのショット

都会では生きていけない

これはあなたのものがたり
誰の物語か

消費 バランス

映画制作も外部からの侵入
見ている私が見られている感覚

説明会のシーン
東京から来た2人のキャラクターがよくわかる

自分の言葉は扱えない立場で仕事が進む

巧みが花に追いつくシーン
森の中を1人で歩いていて、途中で木を過ぎると2人で現れる
絵として面白いシーン

無生物主語
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