邹启文

悪は存在しないの邹启文のレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.1
GIFTと比べて結構違う映画になっててびっくり。
GIFTはフィクション的映像をまとめた映画なら、本作はノンフィクション的映像(車の中の会話や麺屋の下りなど)をまとめた映画だね。
確かにライブパフォーマンスに無音の会話シーン長々映されてもなんのこっちゃわからんよね

とはいえ、善と悪と言った2つに分けれそうで分けきれないような2つの領域を実に見事に映像で描き切った感があるよね。
1本の道を歩くだけのシーンでも長回しにすることによって、いつの間にか異世界に転生してしまったかのように見えてしまうところとか

自然な景色をいかにも人間が作った迷路のような空間に変えられるんだから、そりゃベルリンの1つや2つ軽く取れるよな。

とはいえ本作もGIFTも唐突に難しすぎるシーンぶっ込みすぎ
濱口くんさぁ、「オレ、東大卒だゾ〜」的シーンを入れがちな気がするから、これからは学歴コンプを抱えてる人に向けた作品作りを徹底してほしい😡
正直人間パートの撮り方はテラスハウスとまるっきり同じなんだから、意地貼るなって
邹启文

邹启文