受け止めきれない、どうしようって思ったままエンドロールを見ていた。心臓がドキドキした(怖さもあって)。映画だ、と思った。
少しづつ自分の中の解釈を拾っていく作業が好きだ。ふとした時に考えてる、これ、映画の醍醐味だと思う。
バランスが崩れた時、想像もつかない何かが起こるのかもしれない。それはどうしようもない、理由以前の問題なのかもしれない。説明がつかないこと。そういう恐ろしさの中で生きているんだと思ったら、すごく怖くもなった。
ものすごく強烈な映画だった。圧巻！
余談だけど、黛に感情移入したシーンがあって何故か泣いた。私は都会側の人間なのかもしれないな、と思ったらそれもまた苦しかった。冒頭とラストシーンは、森と空の美しさと不穏さの共存があって、なんとなく納得した。
